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池袋、目白、巣鴨、駒込。豊島区は、副都心・池袋を中心に、落ち着いた住宅地や昔ながらの商店街がそろう区です。面積は23区で18番目と小さい一方、多くの人が暮らしていて、区は人口密度が日本で最も高いと紹介しています。
この記事では、豊島区・東京都の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、区の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。豊島区で家を買う・借りる・売ることを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。
この記事でわかること
- 豊島区の人口・面積など、基本のデータ
- 武蔵野台地の東の端の地形
- 池袋を中心とした、区内の鉄道と駅
- 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
- 不動産の取引価格の目安
- 区の住まいの支援制度と、ハザードマップ
豊島区の基本データ
豊島区は東京23区の西北部にあり、東は文京区、南は新宿区、西は中野区・練馬区、北は板橋区・北区に接しています。面積は13.01平方キロメートルで、23区で18番目の広さです。
区の公表によると、2026年10月1日現在の人口は297,159人、世帯数は191,061世帯です。
武蔵野台地の東の端の、起伏のある地形
区の資料によると、豊島区は武蔵野台地の東の端にあり、小さな川に削られた台地や谷戸、崖線など、変化に富んだ地形です。区内の標高は高いところで36メートル、低いところで8メートルで、全体としては台地状になっています。
区の南の端を流れる神田川の近くは低い土地になっていて、台地との高低差があります。住まい選びでは、駅からの坂道や、低い土地の浸水の想定を確かめておきましょう。
区内を通る鉄道と主な駅
池袋駅は、多くの路線が集まる大きなターミナルです。区内の主な駅は次のとおりです。
- JR(山手線など):池袋駅、目白駅、大塚駅、巣鴨駅、駒込駅(池袋駅には埼京線・湘南新宿ラインも停まります)
- 東京メトロ丸ノ内線:池袋駅
- 東京メトロ有楽町線:池袋駅、東池袋駅、要町駅、千川駅
- 東京メトロ副都心線:池袋駅、雑司が谷駅、要町駅、千川駅
- 東京メトロ南北線:駒込駅
- 都営三田線:巣鴨駅、西巣鴨駅
- 西武池袋線:池袋駅、椎名町駅、東長崎駅
- 東武東上線:池袋駅、北池袋駅、下板橋駅
- 都電荒川線(東京さくらトラム):大塚駅前、東池袋四丁目、鬼子母神前など、区内に10の停留場
同じ区内でも、使う駅によって池袋まで歩けるか、電車やバスを使うかが変わります。住まい選びでは「どの駅を使うか」とあわせて、駅までの道のりも確認しましょう。
学校・保育・医療など、暮らしの施設
国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、豊島区には次のような施設があります。
- 区立小学校 22校、区立中学校 8校
- 保育所などの施設 99か所、幼稚園 20か所
- 病院 14か所、診療所 473か所、歯科診療所 321か所
- 区立図書館 8館
データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。どの小学校・中学校に通うかは住所ごとに区が定めているので、豊島区の公式情報で通学区域を確認してください。
池袋のまちづくりと、それぞれの街の顔
池袋駅の周辺は、2015年に国の「特定都市再生緊急整備地域」に指定され、区は「国際アート・カルチャー都市」を目指したまちづくりを進めています。駅の周りの4つの公園を軸にしたまちづくりもその一つで、区内最大の公園「としまみどりの防災公園(イケ・サンパーク)」は、ふだんは憩いの場、災害時には避難場所として使われます。
巣鴨の地蔵通り商店街は旧中山道の商店街で、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれています。駒込は、桜のソメイヨシノの発祥の地と伝えられています。また区は、2020年に国の「SDGs未来都市」に選ばれています。
不動産の取引価格の目安
国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、豊島区の中央値は、中古マンションが5,500万円(専有面積の中央値55㎡)、土地が7,550万円(土地面積の中央値92.5㎡)、土地と建物(戸建など)が8,200万円でした。
中古マンションには単身向けや投資用の物件も含まれます。家族向けの目安として50㎡以上に限ると、中央値は9,000万円です。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。地区ごとの取引や広さ別の価格、学校名の一覧は、豊島区の不動産取引価格・相場のページにまとめています。
住まいに関わる豊島区の支援制度
豊島区には、住まいに関わる次のような制度があります(2026年度=令和8年度)。
- 木造住宅の耐震改修助成:2000年(平成12年)5月31日以前に建てた2階建て以下の木造住宅を対象に、工事費の3分の2(上限100万円)の助成があります。区内の業者が工事をすると上乗せがあり、災害時に支援が必要な方が住む家はさらに加算されます(最大250万円)。申請は契約の前に必要です。
- エコ住宅普及促進費用助成金:個人の住宅の太陽光発電(1kWあたり2万円、上限8万円)、蓄電池、エネファーム、断熱窓などが対象です。2027年3月1日まで受け付けていますが、予算に達すると終わります。
- ブロック塀等改善工事助成:道路に面した塀の撤去や、新しい塀・フェンスをつくる費用に助成があります。申請は契約・工事の前に必要です。
こうした制度は、年度ごとに内容や受付期間が変わります。子育て世帯向けの家賃助成など、ほかの制度もあわせて、利用を考えている方は必ず豊島区の最新の案内を確認してください。
災害への備え:ハザードマップを確認する
豊島区は、洪水・内水のハザードマップを公開しています。区の案内によると、川があふれる洪水の浸水が想定されているのは、区内では高田1〜3丁目の神田川沿いだけです。大雨で下水などからあふれる内水については、東京都が2026年3月に公表した「雨水出水浸水想定区域図」で確かめるよう案内されています。なお、区内に高潮・津波の浸水想定区域はありません。
また、東京都の公表では、2026年8月26日現在、区内に土砂災害警戒区域が20か所、そのうち土砂災害特別警戒区域が8か所指定されています。2026年6月に高田1・2丁目が新たに指定されており、区のハザードマップにはまだ反映されていないため、最新の場所は東京都の公表で確認してください。
家を買う・借りる前には、候補の住所がこれらのマップでどうなっているかを確かめておきましょう。
豊島区で住まいを探すときの確認の順番
- 使いたい駅と路線を決める:池袋に近い駅か、山手線や地下鉄の各駅かを考えます。
- 街の雰囲気を見る:池袋の繁華街の近くか、目白・駒込などの落ち着いた住宅地かを確かめます。
- 相場を知る:種類や広さごとの取引価格の目安を確認します。
- ハザードマップを確認する:内水と土砂災害の想定を見ます。
- 学区と支援制度を確認する:通学区域と、耐震や省エネの助成も確認します。
購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。
まとめ
豊島区は、池袋の便利さと、巣鴨や駒込の商店街、目白の落ち着いた住宅地など、さまざまな街の顔がそろう区です。駅ごとの雰囲気や相場、坂や低い土地の想定を順番に確かめていくことで、自分に合う場所が見えてきます。
HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、一都三県で住まいの購入・売却のご相談を承っています。豊島区での住まいのことも、ご相談は無料です。
公式情報
- 豊島区「人口・世帯数」
- 豊島区「豊島区について」
- 豊島区「区庁舎10階(地形の案内)」
- 豊島区「池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン」
- 豊島区「としまみどりの防災公園(イケ・サンパーク)」
- 豊島区「巣鴨さんぽ」
- 豊島区「都電荒川線」
- 豊島区「SDGs未来都市」
- 豊島区「洪水・内水ハザードマップ」
- 豊島区「土砂災害ハザードマップ」
- 東京都建設局「土砂災害警戒区域等の指定状況」
- 豊島区「木造住宅の耐震改修助成」
- 豊島区「エコ住宅普及促進費用助成金」
- 豊島区「ブロック塀等改善工事助成」
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」
