横浜市神奈川区の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまで

横浜市神奈川区の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまでに関連する住まいのイメージ

東神奈川、白楽、反町、羽沢横浜国大。横浜市神奈川区は、東海道の宿場町「神奈川宿」として栄え、幕末には開国の舞台にもなった歴史のある区です。区内には15の駅があり、横浜駅の都心部と新横浜の両方に出やすい、交通の便のよい区です。

この記事では、横浜市・神奈川区の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、市の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。神奈川区で家を買う・借りる・売ることを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。

この記事でわかること

  • 神奈川区の人口・面積など、基本のデータ
  • 臨海部・内陸部・丘陵部の3つの地域
  • 5つの路線、区内15駅
  • 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
  • 不動産の取引価格の目安
  • 横浜市の住まいの支援制度と、ハザードマップ
目次

神奈川区の基本データ

神奈川区は横浜市の東部にあり、面積は23.73平方キロメートルです。鶴見区・港北区・保土ケ谷区などに接しています。1927年の横浜市の区制施行で生まれた、歴史の長い区です。

市の公表によると、2026年10月1日現在の推計人口は254,307人、世帯数は137,460世帯です。市の資料では、臨海部を中心にマンションの建設が進み、人口は今も増えていて、特に20歳代の割合が市の平均より高いとされています。

臨海部・内陸部・丘陵部

市の資料によると、神奈川区は、東部に埋立地、西部に丘陵地があり、そのあいだに丘と平地が点在する起伏の多い地形です。区は大きく3つの地域に分かれます。

  • 臨海部:明治時代の後半から埋め立てが始まり、京浜工業地帯の一角として工場や事業所が多い地域です。近年はマンションの建設も進んでいます。
  • 内陸部:起伏のある土地に住宅地が広がります。駅からの坂道を確かめておきましょう。
  • 丘陵部:緑地や農地が多く残り、キャベツなどの栽培が盛んです。斜面の近くでは土砂災害の情報も確認が必要です。

区内を通る鉄道と駅

市の資料によると、区内には5つの路線と15の駅があります。

  • JR京浜東北線:東神奈川駅、新子安駅
  • JR横浜線:東神奈川駅、大口駅
  • 京急本線:京急新子安駅、子安駅、神奈川新町駅、京急東神奈川駅、神奈川駅
  • 東急東横線:反町駅、東白楽駅、白楽駅
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン:三ツ沢下町駅、三ツ沢上町駅、片倉町駅
  • 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線:羽沢横浜国大駅

なお、横浜駅は西区にある駅ですが、区の南部の方は歩いて使えることもあります。2019年に開業した羽沢横浜国大駅からは、相鉄線の直通列車で都心や新横浜方面にも出やすくなりました。

学校・保育・医療など、暮らしの施設

国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、神奈川区には次のような施設があります。

  • 市立小学校 18校、市立中学校 7校
  • 幼稚園 11か所、認定こども園や保育所などの施設
  • 病院 10か所、診療所 194か所、歯科診療所 148か所
  • 市立図書館 1館

データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。保育施設は、国のデータに含まれていないものもあるため、入園を考えている方は横浜市・神奈川区の案内で確認してください。どの小学校・中学校に通うかは、住所ごとに市が定めています。

不動産の取引価格の目安

国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、神奈川区の中央値は、中古マンションが4,300万円(専有面積の中央値65㎡)、土地が4,600万円(土地面積の中央値135㎡)、土地と建物(戸建など)が5,000万円でした。

家族向けの目安として50㎡以上の中古マンションに限ると、中央値は5,000万円です。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。地区ごとの取引や広さ別の価格、学校名の一覧は、横浜市神奈川区の不動産取引価格・相場のページにまとめています。

住まいに関わる横浜市の支援制度

神奈川区に住む場合、住まいの支援制度は横浜市の制度を使います。2026年度(令和8年度)の主なものは次のとおりです。

  • 子育てりぶいん:満18歳未満の子がいる世帯や妊娠中の世帯で、所得などの条件を満たす場合に、家賃の補助を受けられる市の賃貸住宅です。市の案内では、補助は月4万円まで、最長6年間とされています。
  • 既存住宅断熱改修補助(子育て世代の住替え補助):断熱改修された戸建て住宅を宅地建物取引業者から購入して住み替える子育て世代などを対象に、最大150万円を補助する制度です。申請は市の登録事業者を通じて行います。
  • 木造住宅の耐震診断・耐震改修:2000年(平成12年)5月以前に建築確認を受けた木造住宅などを対象に、無料の耐震診断と、改修工事の補助(一般世帯で上限115万円)があります。

こうした制度は、年度ごとに内容や受付期間が変わり、予算に達すると受付が終わるものもあります。利用を考えている方は、必ず横浜市の最新の案内を確認してください。

災害への備え:浸水・津波・土砂災害を確認する

横浜市は、神奈川区版の浸水ハザードマップ(洪水・内水・高潮)を公開しています。内水のマップは1時間153ミリの大雨を想定していて、高潮のマップは、市内で神奈川区を含む10区だけが水防法にもとづいてつくっているものです。臨海部については、津波の避難対象区域図や津波避難施設のマップも公開されています。

また、市の公表では、2026年2月17日現在、区内に土砂災害警戒区域が102区域、そのうち土砂災害特別警戒区域が90区域指定されています。いずれも急な斜面の崩れ(急傾斜地の崩壊)によるものです。

家を買う・借りる前には、臨海部や低い土地なら浸水・高潮・津波の想定、内陸部や丘陵部の斜面の近くなら土砂災害の想定を、それぞれ確かめておきましょう。

神奈川区で住まいを探すときの確認の順番

  1. 使いたい駅と路線を決める:JR・京急・東横線・地下鉄・相鉄から、通勤・通学先に合う駅をしぼります。
  2. 地域の特徴を確かめる:臨海部・内陸部・丘陵部のどこか、坂の有無を確認します。
  3. 相場を知る:種類や広さごとの取引価格の目安を確認します。
  4. ハザードマップを確認する:浸水・高潮・津波と、土砂災害を見ます。
  5. 学区と支援制度を確認する:通学区域と、市の制度も確認します。

購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。

まとめ

神奈川区は、宿場町と開国の歴史を持ち、多くの路線で横浜駅・新横浜・東京方面に出やすい区です。一方で、臨海部・内陸部・丘陵部では、街の雰囲気も災害への備えも変わります。駅や地域の特徴、相場、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う場所が見えてきます。

HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、横浜市に本店を置いています。神奈川区での住まいの購入・売却について、ご相談は無料です。

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この記事を書いた人

株式会社HALENAMIが運営する不動産メディア「HALENAMI MEDIA」の編集チームです。不動産売買の実務と、公的機関が公表する一次情報をもとに、住まいの判断に役立つ情報を届けています。
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