横浜市戸塚区の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまで

横浜市戸塚区の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまでに関連する住まいのイメージ

戸塚、東戸塚、舞岡。横浜市戸塚区は、横浜市でいちばん面積の広い区です。旧東海道の戸塚宿として栄えた歴史があり、いまは戸塚駅周辺の再開発で整った駅前と、柏尾川や谷戸の自然が身近な住宅地がそろっています。

この記事では、横浜市・戸塚区の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、市の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。戸塚区で家を買う・借りる・売ることを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。

この記事でわかること

  • 戸塚区の人口・面積など、基本のデータ
  • 川沿いの低地と、谷戸の刻む丘陵
  • JRと地下鉄が使える、区内の3駅
  • 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
  • 不動産の取引価格の目安
  • 横浜市の住まいの支援制度と、ハザードマップ
目次

戸塚区の基本データ

戸塚区は横浜市の南西部にあり、面積は35.79平方キロメートルで、横浜市18区のなかでいちばん広い区です。東は南区・港南区、西は泉区・藤沢市、南は栄区・鎌倉市、北は旭区・保土ケ谷区に接しています。

市の公表によると、2026年10月1日現在の推計人口は280,403人、世帯数は125,163世帯です。

川沿いの低地と、谷戸の刻む丘陵

区の資料によると、戸塚区には境川とその支流の柏尾川、宇田川などが流れ、境川と柏尾川の周りには広い低地があります。そのほかの川が谷戸を刻み、周りは複雑な丘陵の地形になっています。

柏尾川は、昔は「暴れ川」と呼ばれ、水がはけにくい土地だったとされていますが、1980年から河川の改修が進められてきました。柏尾川沿いの桜並木は1856年に植えられ、かつては関東でも有数の桜の名所として知られていました。

  • 川沿いの低地:駅に近く平らな場所が多い一方、洪水の想定を確かめておきたい地域です。
  • 丘陵の住宅地:緑が多い一方、坂や斜面が多く、土砂災害の情報を確認しておくことが大切です。

区内を通る鉄道と駅

区内の駅は次の3つです。

  • 戸塚駅:JR東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン、横浜市営地下鉄ブルーライン
  • 東戸塚駅:JR横須賀線・湘南新宿ライン
  • 舞岡駅:横浜市営地下鉄ブルーライン

戸塚駅は、東京・横浜方面へのJRの各線と地下鉄が使える区の中心の駅です。駅の周りでは東口・西口の再開発が完了し、区役所や区民文化センターが駅前に整備されました。かつての「開かずの踏切」だった戸塚大踏切は、人道橋と地下道ができて閉鎖されています。

区域が広いため、駅から離れた地域ではバスを使うことも多くなります。住まい選びでは、駅までの道のりとバスの便をあわせて確認しましょう。

学校・保育・医療など、暮らしの施設

国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、戸塚区には次のような施設があります。

  • 市立小学校 27校、市立中学校 11校
  • 幼稚園 17か所、認定こども園や保育所などの施設
  • 病院 13か所、診療所 189か所、歯科診療所 125か所
  • 市立図書館 1館

データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。保育施設は、国のデータに含まれていないものもあるため、入園を考えている方は横浜市・戸塚区の案内で確認してください。どの小学校・中学校に通うかは、住所ごとに市が定めています。

不動産の取引価格の目安

国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、戸塚区の中央値は、中古マンションが3,400万円(専有面積の中央値75㎡)、土地が3,350万円(土地面積の中央値160㎡)、土地と建物(戸建など)が4,150万円でした。

中古マンションは専有面積の中央値が75平方メートル前後と、家族向けの広さの取引が中心です。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。駅からの距離や坂の有無で、価格は大きく変わります。地区ごとの取引や広さ別の価格、学校名の一覧は、横浜市戸塚区の不動産取引価格・相場のページにまとめています。

住まいに関わる横浜市の支援制度

戸塚区に住む場合、住まいの支援制度は横浜市の制度を使います。2026年度(令和8年度)の主なものは次のとおりです。

  • 子育てりぶいん:満18歳未満の子がいる世帯や妊娠中の世帯で、所得などの条件を満たす場合に、家賃の補助を受けられる市の賃貸住宅です。市の案内では、補助は月4万円まで、最長6年間とされています。
  • 既存住宅断熱改修補助:断熱改修された戸建て住宅を買って住み替える子育て世代など(最大150万円)や、いま住んでいる戸建てを断熱改修する場合(定住補助)の補助があります。申請は市の登録事業者を通じて行います。
  • 木造住宅の耐震診断・耐震改修:2000年(平成12年)5月以前に建築確認を受けた木造住宅などを対象に、無料の耐震診断と、改修工事の補助(一般世帯で上限115万円)があります。

こうした制度は、年度ごとに内容や受付期間が変わり、予算に達すると受付が終わるものもあります。利用を考えている方は、必ず横浜市の最新の案内を確認してください。

災害への備え:洪水と土砂災害を確認する

横浜市は、戸塚区版の浸水ハザードマップ(洪水・内水)と土砂災害ハザードマップを公開しています。洪水のマップは、境川・柏尾川・宇田川などの川について、24時間で632ミリの大雨を想定しています。内水のマップは、1時間153ミリの大雨の想定です。

また、市の公表では、2026年2月17日現在、区内の土砂災害警戒区域は275区域で、横浜市18区のなかで最も多く、そのうち232区域が土砂災害特別警戒区域です。いずれも急な斜面の崩れ(急傾斜地の崩壊)によるものです。

家を買う・借りる前には、川の近くなら洪水の想定、丘陵の斜面の近くなら土砂災害の想定を、それぞれ確かめておきましょう。

戸塚区で住まいを探すときの確認の順番

  1. 使いたい駅を決める:戸塚駅・東戸塚駅・舞岡駅のどれを使うかを考えます。
  2. 駅までの道のりを確かめる:坂の有無や、バスの本数・時間を確認します。
  3. 相場を知る:種類や広さごとの取引価格の目安を確認します。
  4. ハザードマップを確認する:洪水と土砂災害の両方を見ます。
  5. 学区と支援制度を確認する:通学区域と、市の制度も確認します。

購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。

まとめ

戸塚区は、JRと地下鉄が使える戸塚駅を中心に、宿場町の歴史と、川や谷戸の自然が身近な、横浜市で最も広い区です。一方で、川沿いの低地と丘陵の斜面では、それぞれ違う災害への備えが必要です。駅や道のり、相場、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う場所が見えてきます。

HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、横浜市に本店を置いています。戸塚区での住まいの購入・売却について、ご相談は無料です。

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この記事を書いた人

株式会社HALENAMIが運営する不動産メディア「HALENAMI MEDIA」の編集チームです。不動産売買の実務と、公的機関が公表する一次情報をもとに、住まいの判断に役立つ情報を届けています。
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