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丸の内、大手町、番町、神保町、秋葉原。千代田区は、皇居を中心に、日本の政治・経済の中枢が集まる区です。昼間は90万人を超える人が集まる一方、住んでいる人はおよそ7万人で、番町・麹町などの落ち着いた住宅地や、神田の下町もあります。
この記事では、千代田区・東京都の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、区の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。千代田区で家を買う・借りる・売ることを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。
この記事でわかること
- 千代田区の人口・面積など、基本のデータ
- 西の台地と東の低地。番町と神田の地形
- 区内の主な駅
- 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
- 不動産の取引価格の目安
- 子育て世帯の家賃助成など、区の住まいの支援制度と、ハザードマップ
千代田区の基本データ
千代田区は東京23区のほぼ中心にあり、面積は11.66平方キロメートルです。このうち皇居のある「千代田区千代田」が約12%を占めます。東は中央区、西は新宿区、北は文京区・台東区、南は港区に接しています。
区の公表によると、2026年9月1日現在の人口は69,746人、世帯数は40,142世帯です。一方、2020年の国勢調査では、昼間に区内にいる人(昼間人口)は903,780人で、住んでいる人の10倍を超えています。
西の台地と東の低地
区の資料によると、千代田区の地形は、皇居より西側の台地と、東側の低地に分かれます。
- 台地(番町・麹町など):江戸城はこの台地の先に本丸を築きました。小さな谷が入り組み、紀尾井坂などの坂の名前に地形の名残があります。落ち着いた住宅地が広がります。
- 低地(日比谷から大手町、神田など):日比谷から大手町にかけては、かつての浅い海を埋め立てた土地です。神田のあたりは「文字どおり下町」と区の資料に書かれています。
区内の標高は、最も高いところで約32メートル、最も低いところで約2メートルです。
区内の主な駅
千代田区には、JR・東京メトロ・都営地下鉄の多くの駅があります。主な駅は次のとおりです。
- JR:東京駅、有楽町駅、神田駅、秋葉原駅、御茶ノ水駅、水道橋駅、飯田橋駅、市ケ谷駅
- 東京メトロ:大手町駅、霞ケ関駅、日比谷駅、永田町駅、国会議事堂前駅、九段下駅、神保町駅、半蔵門駅、麹町駅、竹橋駅、新御茶ノ水駅など
- 都営新宿線・三田線:九段下駅、神保町駅、小川町駅、岩本町駅、内幸町駅など
駅の名前が同じでも、路線によって所在地が別の区になることがあります(たとえば東京メトロ丸ノ内線の御茶ノ水駅は文京区です)。住まい選びでは、使う駅とあわせて住所の区も確かめておきましょう。
学校・保育・医療など、暮らしの施設
国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、千代田区には次のような施設があります。
- 区立小学校 8校、区立中学校 2校
- 保育所などの施設 32か所、幼稚園 13か所
- 病院 15か所、診療所 507か所、歯科診療所 334か所
- 区立図書館 6館
データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。どの学校に通うかは住所や区の制度によって決まるので、千代田区の公式情報で確認してください。
不動産の取引価格の目安
国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、千代田区の中央値は、中古マンションが8,000万円(専有面積の中央値45㎡)、土地が2億1,000万円(土地面積の中央値80㎡)でした。
中古マンションには単身向けや投資用の物件も多く含まれます。家族向けの目安として50㎡以上に限ると、中央値は1億7,000万円です。千代田区は取引の件数が少なく、1件ごとの価格の幅も大きいため、中央値はあくまで目安として見てください。地区ごとの取引や広さ別の価格は、千代田区の不動産取引価格・相場のページにまとめています。
住まいに関わる千代田区の支援制度
千代田区には、住まいに関わる次のような制度があります(2026年度=令和8年度)。
- 次世代育成住宅助成:区内に住む親の近くに住む新婚世帯・子育て世帯(親元近居)や、区内で住み替える子育て世帯に、家賃の一部(1年目の月額は世帯の人数などに応じて2.2万円〜8.8万円)を、最長8年間助成する制度です。転居費用の助成(一律10万円)もあります。2026年7月から助成額が増え、要件も見直されました。原則として契約の前に申請が必要です。
- マンションの耐震化促進助成:1981年(昭和56年)5月31日以前に建築確認を受けたマンションの管理組合などを対象に、耐震診断や補強設計などの助成があります。
- 木造住宅の耐震化促進助成:2000年(平成12年)5月31日以前の基準で建てた木造住宅などを対象にした助成で、2026年度から上限額が引き上げられました。
- 省エネルギー改修等助成:住宅の窓の断熱や太陽光発電などが対象ですが、2026年度分は予算に達して受付を一旦終えています。
こうした制度は、年度ごとに内容や受付期間が変わります。利用を考えている方は、必ず千代田区の最新の案内を確認してください。
災害への備え:ハザードマップを確認する
千代田区は、洪水(神田川版・荒川版)、高潮、土砂災害のハザードマップと、過去の浸水の記録をまとめた「浸水履歴図」を公開しています。神田川版は、総雨量690ミリ、1時間の最大153ミリの大雨を想定しています。
また、東京都の公表では、2026年8月26日現在、区内に土砂災害警戒区域が40か所、そのうち土砂災害特別警戒区域が28か所指定されています。場所は、神田駿河台や番町、紀尾井町など、台地の斜面の近くです。
家を買う・借りる前には、低地なら浸水の想定、台地の斜面の近くなら土砂災害の想定を、それぞれ確かめておきましょう。
千代田区で住まいを探すときの確認の順番
- 暮らしたい地域を決める:番町・麹町などの台地の住宅地か、神田などの下町かを考えます。
- 相場を知る:取引の件数が少ないため、近い条件の物件をいくつか見比べます。
- ハザードマップを確認する:浸水と土砂災害の想定を見ます。
- 暮らしの施設を確かめる:スーパーや保育施設など、日々の暮らしに必要な施設までの道のりを確認します。
- 支援制度を確認する:子育て世帯なら、次世代育成住宅助成の条件も確認します。
購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。
まとめ
千代田区は、皇居の緑と日本の中心のにぎわい、番町の落ち着いた住宅地と神田の下町がそろう区です。子育て世帯への家賃助成など、住む人を支える制度も充実しています。地域ごとの特徴や相場、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う場所が見えてきます。
HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、一都三県で住まいの購入・売却のご相談を承っています。千代田区での住まいのことも、ご相談は無料です。
公式情報
- 千代田区「住民基本台帳による人口」
- 千代田区「位置・面積・人口」
- 千代田区「千代田の土地利用」(PDF)
- 千代田区「ハザードマップ」
- 千代田区「土砂災害警戒区域」
- 東京都建設局「土砂災害警戒区域等の指定状況」
- 千代田区「次世代育成住宅助成」
- 千代田区「マンションの耐震化促進助成」
- 千代田区「木造住宅の耐震化促進助成」
- 千代田区「省エネルギー改修等助成」
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」
