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箱根湯本、宮ノ下、強羅、仙石原、芦ノ湖。神奈川県箱根町は、箱根火山がつくったカルデラの中に温泉と湖、草原が広がる町で、町のほぼ全域が富士箱根伊豆国立公園に入っています。2025年には年間2,100万人を超える観光客が訪れた国際観光地ですが、約1万人の町民が暮らす住まいの町でもあります。
この記事では、箱根町・神奈川県の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、町の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。箱根町で家を買う・借りる・移り住むことを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。
この記事でわかること
- 箱根町の人口・面積など、基本のデータ
- カルデラの地形と温泉、国立公園の町
- 箱根登山電車やロープウェイなど、町内の交通
- 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
- 不動産の取引価格の目安
- 若者世帯への補助を含む町の制度と、火山・土砂災害への備え
箱根町の基本データ
箱根町の面積は92.86平方キロメートルで、東西13.53キロメートル、南北12.82キロメートルです。北は南足柄市、東は小田原市、南は湯河原町に接し、西は静岡県の御殿場市・裾野市・三島市・小山町・函南町に接しています。東京からは約80キロメートルです。
町の公表によると、2026年9月1日現在の人口は10,224人、世帯数は6,150世帯です(住民基本台帳)。2025年の国勢調査では10,270人で、2020年から約9%減りました。町は湯本・温泉・宮城野・仙石原・箱根の5つの地域に分かれています。
カルデラの地形と、温泉と国立公園
町の資料によると、箱根町は約40万年にわたる箱根火山の活動でできたカルデラ地形で、カルデラの中に川や湖、草原が広がっています。芦ノ湖は、約3000年前の水蒸気爆発で崩れた神山の土砂が川をせき止めてできた湖です。
- 温泉:江戸時代の「箱根七湯」(湯本・塔之沢・堂ヶ島・宮ノ下・底倉・木賀・芦之湯)が、昭和30年代以降の開発で「十七湯」に増えました。町営温泉の給湯区域もあります。
- 国立公園:1936年に町のほぼ全域が国立公園に指定され、町域の約9割が特別地域です。建物の建て方には自然を守るための決まりがあります。
- 避暑地・保養地:明治のころから外国人も訪れる避暑・保養地で、別荘も建てられてきました。
町内の交通
- 箱根登山電車:箱根湯本駅、塔ノ沢駅、大平台駅、宮ノ下駅、小涌谷駅、彫刻の森駅、強羅駅
- 箱根登山ケーブルカー:強羅駅〜早雲山駅
- 箱根ロープウェイ:早雲山駅〜大涌谷駅〜姥子駅〜桃源台駅
町内に小田急線の駅はありませんが、箱根湯本駅には小田急ロマンスカーと各駅停車が乗り入れていて、新宿方面に乗り換えなしで出られます。町内の路線バスは箱根登山バスや伊豆箱根バスなどが走っています。町の交通会議では運転士不足によるダイヤの削減も話し合われているので、住まいを探すときはバスの本数を必ず確かめておきましょう。観光の多い時期は道路が混むことも考えておきたい点です。
学校・保育・医療など、暮らしの施設
国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、箱根町には次のような施設があります。
- 町立小学校 3校、町立中学校 1校
- 保育所などの施設 4か所、幼保連携型認定こども園 2か所、幼稚園 1か所
- 病院 1か所、診療所 8か所、歯科診療所 6か所
データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。大きな病院や日々の買い物は、小田原市など町の外を使うことも考えておきましょう。どの小学校・中学校に通うかは住所ごとに町が定めているので、箱根町の公式情報で通学区域を確認してください。
不動産の取引価格の目安
国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、箱根町の中央値は、中古マンションが650万円(専有面積の中央値65㎡)、土地が1,025万円(土地面積の中央値630㎡)、土地と建物(戸建など)が2,900万円でした。
家族向けの目安として50㎡以上の中古マンションに限ると、中央値は700万円です。リゾートマンションや別荘の取引も多く含まれるため、物件ごとの条件で価格は大きく変わります。管理費や温泉の使用料など、物件ごとの費用も確かめてください。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。地区ごとの取引や広さ別の価格、学校名の一覧は、箱根町の不動産取引価格・相場のページにまとめています。
住まいに関わる箱根町の支援制度
住まいに関わる町の主な制度は次のとおりです。
- 若者世帯住宅取得補助:40歳未満の世帯や、小学生未満の子どもがいる親子二世代の世帯が、床面積50平方メートル以上の住宅を取得した場合に、取得費用の10分の1(上限100万円)を補助します。
- 民間賃貸住宅家賃補助:新婚世帯や、町に転入した若者世帯に、実質家賃の2分の1(月額上限2万円)を24か月補助します。
- 空き家バンク:町と民間の移住支援団体が連携して運営しています。空き家のリフォーム(20万円を超える工事)に費用の2分の1(上限50万円)の補助などがあります。
- 木造住宅の耐震補助:1981年(昭和56年)5月31日以前に建てた2階建て以下の木造住宅を対象に、耐震診断は全額(上限8万円)、耐震改修は費用の2分の1(上限100万円)を補助します。
- 再生可能エネルギー設備導入費補助金:太陽光発電(上限5万円)や蓄電池(上限5万円)などを補助します。
制度は年度ごとに内容や受付状況が変わるので、利用を考えている方は、必ず箱根町の最新の案内を確認してください。
災害への備え:火山と土砂災害を確認する
箱根山は活火山で、気象庁の発表では、噴火警戒レベルは2019年10月から「レベル1(活火山であることに留意)」が続いています。火山ハザードマップは2025年3月に改定されましたが、町は「危険度が高くなったわけではありません」と案内しています。
町は、土砂災害と早川水系の洪水を載せた「はこね防災マップ」を地区ごとに公開しています。神奈川県の公表では、2025年8月26日現在、町内の土砂災害警戒区域は、急な斜面の崩れが340区域、土石流が101区域です。2019年の東日本台風(台風第19号)では総雨量が1,000ミリを超え、町内で道路の被害や停電、温泉の配湯の停止が起きました。
家を買う・借りる前には、斜面や沢の近くかどうか、大雨のときの道路や避難の方法を、地区ごとに確かめておきましょう。
箱根町で住まいを探すときの確認の順番
- 暮らす地域を決める:湯本・温泉・宮城野・仙石原・箱根のどの地域かを考えます。
- 交通を確かめる:通勤・通学の手段と、バスの本数、道路の混み方を確認します。
- 物件の費用を確かめる:管理費や温泉の使用料、国立公園の決まりも確認します。
- ハザードマップを確認する:土砂災害と洪水、火山の想定を見ます。
- 支援制度を確認する:若者世帯の住宅取得や家賃の補助、空き家バンクを確認します。
購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。
まとめ
箱根町は、温泉と芦ノ湖、国立公園の自然に囲まれた町で、若者世帯の住宅取得や家賃への補助もあります。一方で、山あいの町ならではの交通や買い物の不便さ、土砂災害や火山への備えも必要です。暮らす地域や交通、物件の費用、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う暮らしが見えてきます。
HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、神奈川県を含む一都三県で住まいの購入・売却のご相談を承っています。箱根町での住まいのことも、ご相談は無料です。
箱根町で家やマンションの売却を考えている方は、箱根町で家を売る前に確認したいことで、地区ごとの相場や制度、相談先をまとめています。
公式情報
- 箱根町「公式サイト(人口と世帯数)」
- 箱根町「令和7年国勢調査の結果」
- 箱根町「位置・地勢」
- 箱根町「都市計画マスタープラン」(PDF)
- 箱根町「箱根の温泉」
- 箱根ナビ「箱根登山電車」
- 気象庁「箱根山の活動状況」
- 箱根町「箱根山火山ハザードマップの改定」
- 箱根町「はこね防災マップ」
- 神奈川県「土砂災害警戒区域等の指定(箱根町)」
- 箱根町「若者世帯住宅取得補助・家賃補助」
- 箱根町「空き家バンク」
- 箱根町「木造住宅の耐震補助」
- 箱根町「再生可能エネルギー設備導入費補助金」
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」
CONSULTATION
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