真鶴駅、真鶴半島、お林、三ツ石海岸。神奈川県真鶴町は、相模湾に突き出した小さな半島と、箱根火山の外輪山のふもとからなる海辺の町です。面積は県内で2番目に小さく、定置網の漁や、真鶴でしか採れない本小松石の石材業が営まれてきました。町は「美の基準」によるまちづくりを約30年続けています。
この記事では、真鶴町・神奈川県の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、町の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。真鶴町で家を買う・借りる・移り住むことを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。
この記事でわかること
- 真鶴町の人口・面積など、基本のデータ
- 半島と外輪山の地形、お林と港町
- JR東海道線の真鶴駅
- 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
- 中古マンションと土地の取引価格の目安
- 移住支援金などの町の制度と、津波・土砂災害への備え
真鶴町の基本データ
真鶴町の面積は7.05平方キロメートルで、町は「神奈川県内で2番目に小さな町」と紹介しています。奥の山側は湯河原町と小田原市に接しています。
町の公表によると、2026年10月1日現在の人口は6,292人、世帯数は3,327世帯です(住民基本台帳)。神奈川県の発表では、2025年の国勢調査の速報で、2020年からの5年間の人口の減り方(11.2%)が県内の市区町村でもっとも大きくなりました。町は自らを「神奈川県内唯一の過疎地域」と紹介しています。
半島と外輪山、港町の暮らし
町の資料によると、真鶴町は箱根火山の南東側の外輪山のふもとと、相模湾に突き出した小さな半島からなる町です。町内は全体に起伏が多く、平地は少なめです。黒潮の影響で気候は温暖です。
- 駅の北側の住宅地:JR東海道線の北側では、真鶴駅から歩ける範囲で住宅地の整備が進んでいます。
- 港町:線路の南側には、真鶴地区と岩地区の港町が、海に面した斜面に広がっています。
- お林(真鶴半島自然公園):「魚つき保安林」で県の天然記念物です。樹齢350年を超えるといわれるクロマツやクスノキがあります。
- 美の基準:町のまちづくり条例「美の基準」にもとづいて、町並みや景観を大切にした家づくりを進めています。家を建てる・直すときは、町の決まりを確かめておきましょう。
町内の鉄道駅と交通
- JR東海道線:真鶴駅
真鶴駅からは、東海道線で小田原・横浜方面にも、熱海方面にも向かえます。坂の多い町なので、駅までの道の坂や階段、バスの本数も確かめておきましょう。
学校・保育・医療など、暮らしの施設
国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、真鶴町には次のような施設があります。
- 町立小学校 1校、町立中学校 1校
- 保育所などの施設 2か所、幼稚園 1か所
- 診療所 3か所、歯科診療所 2か所
- 町立図書館 1館
データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。病院や大きな買い物は、湯河原町や小田原市など町の外を使うことも考えておきましょう。
中古マンションと土地の取引価格の目安
国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、真鶴町の中央値は、中古マンションが1,400万円(専有面積の中央値67.5㎡)、土地が1,300万円(土地面積の中央値190㎡)でした。
家族向けの目安として50㎡以上の中古マンションに限ると、中央値は1,400万円です。町の規模が小さく取引件数がとても少ないため、数件の取引で中央値が大きく動く点に注意してください。戸建の取引は件数が少なく、条件の差も大きいため、中央値は載せていません。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。公表されている取引は、真鶴町の不動産取引価格・相場のページにまとめています。
住まいに関わる真鶴町の支援制度
2026年度(令和8年度)の、住まいに関わる町の主な制度は次のとおりです。
- 移住支援金:東京23区に住んでいた人や23区に通勤していた人が、2026年8月17日以降に町に移り住み、就業などの条件を満たす場合に、単身で50万円、2人以上の世帯で100万円を支給します。予算に達すると年度の途中でも締め切ることがあります。
- 空き家バンク:町が協定を結んだ不動産業者を紹介する仕組みで、町は交渉や契約には関わりません。
- 真鶴町先進的窓リノベ促進事業:住宅の窓を断熱性の高いものに替える工事に、窓1か所あたり3万〜8万円(同じ住宅で上限30万円)を補助します。受付は2026年12月25日までの先着順で、工事の前に申請が必要です。
制度は年度ごとに内容や受付状況が変わるので、利用を考えている方は、必ず真鶴町の最新の案内を確認してください。
災害への備え:津波と土砂災害を確認する
真鶴町は、津波ハザードマップと土砂災害ハザードマップを公開しています。2019年12月には、町内の一部が神奈川県から津波災害警戒区域に指定されました。
神奈川県の想定では、相模トラフ沿いの最大クラスの地震で、真鶴町の最大津波高さは16.5メートル、最大の波が来るまで3分とされています。海に近い港町では、揺れたらすぐに高い場所へ逃げる道と場所を確かめておきましょう。
また、神奈川県の公表では、2020年3月24日現在、町内の土砂災害警戒区域は、急な斜面の崩れが65区域、土石流が5区域です(ほかに湯河原町にまたがる区域があります)。坂と斜面の多い町なので、家のまわりの斜面は必ず確かめておきたい情報です。
真鶴町で住まいを探すときの確認の順番
- 暮らし方を決める:駅の北側の住宅地か、海に近い港町かを考えます。
- 坂と道を確かめる:駅までの坂や階段、車が入れる道かを確認します。
- 相場を知る:取引件数が少ないので、物件ごとの条件をよく確認します。
- ハザードマップを確認する:津波と土砂災害を見ます。
- 支援制度と町の決まりを確認する:移住支援金や窓の断熱の補助、「美の基準」を確認します。
購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。
まとめ
真鶴町は、海と半島の森、港町の景観を大切にしてきた小さな町で、東海道線の駅もあり、移住支援金などの制度もあります。一方で、坂と斜面が多く、海に近い地域では津波への備えも欠かせません。暮らし方や道、相場、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う暮らしが見えてきます。
HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、神奈川県を含む一都三県で住まいの購入・売却のご相談を承っています。真鶴町での住まいのことも、ご相談は無料です。
真鶴町で家やマンションの売却を考えている方は、真鶴町で家を売る前に確認したいことで、地区ごとの相場や制度、相談先をまとめています。
公式情報
- 真鶴町「公式サイト(人口と世帯数)」
- 真鶴町「真鶴町について」
- 神奈川県「令和7年国勢調査 速報」
- 真鶴町「真鶴半島自然公園(お林)」
- 真鶴町「美の基準」
- 真鶴町「津波ハザードマップ」
- 真鶴町「土砂災害ハザードマップ」
- 神奈川県「津波浸水想定について(解説)」(PDF)
- 神奈川県「土砂災害警戒区域等の指定(真鶴町)」
- 真鶴町「移住支援金」
- 真鶴町「空き家バンク」
- 真鶴町「先進的窓リノベ促進事業」
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」
CONSULTATION
真鶴町での住まい探し・住み替えの相談(無料)
HALENAMIは、東京・神奈川を中心に一都三県で住まいの購入・売却の相談を無料で承っています。物件を探しはじめる前の、エリアや予算の整理からお手伝いします。
