あきる野市の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまで

あきる野市の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまでに関連する住まいのイメージ

秋川、武蔵五日市、武蔵引田、秋川渓谷。東京都あきる野市は、1995年に秋川市と五日市町が合併して生まれた、秋川と平井川が流れる市です。秋川渓谷や奥多摩に続く山々の自然が身近で、市は「一戸建て住宅の持ち家率が都内の区市で一番高いマチ」と紹介しています。都心へは約60分です。

この記事では、あきる野市・東京都の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、市の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。あきる野市で家を買う・借りる・売ることを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。

この記事でわかること

  • あきる野市の人口・面積など、基本のデータ
  • 秋留台地と2本の川、山間部と秋川渓谷
  • JR五日市線の市内5駅と、圏央道
  • 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
  • 土地と戸建の取引価格の目安
  • あきる野市の住まいの支援制度と、土砂災害への備え
目次

あきる野市の基本データ

あきる野市の面積は73.47平方キロメートルで、東は福生市・羽村市、西は檜原村・奥多摩町、南は八王子市、北は日の出町・青梅市に接しています。市の名前は、昔からの地域の呼び名「あきる」(阿伎留神社、秋留台地)に「野」をつけたものです。

市の公表によると、2026年10月1日現在の人口は78,439人、世帯数は37,880世帯です。

秋留台地と2本の川、山間部

市の資料によると、あきる野市は秋川と平井川の2本の川を軸にした地形で、秋川丘陵・草花丘陵に囲まれた平らな部分と、奥多摩の山々に続く山間部に分かれます。平らな部分は秋留台地で、南を秋川、北を平井川が流れ、市街地はこの2本の川に沿ってできています。

  • 秋川渓谷:武蔵五日市駅は「秋川渓谷の玄関口」で、川遊びやハイキングが楽しめます。
  • 秋川駅のまわり:市の商業・文化の拠点で、駅北口では地区計画にもとづくまちづくりが進められています。
  • 武蔵引田駅北口:土地区画整理事業で駅前広場が完成し、使われ始めています。
  • 五日市:檜原街道では、阿伎留神社の例大祭や「ヨルイチ」が開かれます。

市内を通る鉄道と、道路の交通

  • JR五日市線:東秋留駅、秋川駅、武蔵引田駅、武蔵増戸駅、武蔵五日市駅

五日市線は拝島駅でJR青梅線・八高線や西武拝島線に乗り換えられ、立川からはJR中央線で都心に出られます。道路では、圏央道のあきる野インターチェンジがあり、車での移動もしやすい市です。山間部では、駅までの距離やバスの本数、車が必要かを確かめておきましょう。

学校・保育・医療など、暮らしの施設

国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、あきる野市には次のような施設があります。

  • 市立小学校 10校、市立中学校 6校
  • 保育所などの施設 21か所、幼稚園 6か所
  • 病院 4か所、診療所 50か所、歯科診療所 36か所
  • 市立図書館 1館

市の紹介では、子どもの医療費は所得制限なしで高校生まで無料です。データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。どの小学校・中学校に通うかは住所ごとに市が定めているので、あきる野市の公式情報で通学区域を確認してください。

土地と戸建の取引価格の目安

国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、あきる野市の中央値は、土地が1,800万円(土地面積の中央値190㎡)、土地と建物(戸建など)が2,700万円でした。

中古マンションは取引が少ないため、中央値は出していません。戸建の多い市で、市は「地価が安く都内の区市のなかで1番持ち家率の高い地域」と紹介しています。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。駅に近い台地の住宅地と山間部では、価格が大きく違います。地区ごとの取引や広さ別の価格、学校名の一覧は、あきる野市の不動産取引価格・相場のページにまとめています。

住まいに関わるあきる野市の支援制度

住まいに関わる市の主な制度は次のとおりです。

  • 木造住宅の耐震化の助成:1981年(昭和56年)5月31日以前に着工した木造2階建て以下の戸建てで、持ち主が住んでいる住宅が対象です。耐震診断は費用の2分の1以内(上限5万円)、耐震改修(建て替え・取り壊しを含む)は工事費の5分の4以内(上限110万円)を助成します。交付決定を受けてから契約します。
  • 移住・定住の支援:市の移住サイト「KOTOSUM(コトスム)」があり、移住相談員が無料で市内を車で案内してくれます(土日祝も対応)。不動産団体との協定で、子育て世帯向けの物件情報も載せています。

市独自の省エネ機器の助成は終わっていて、太陽光については東京都の共同購入事業などが案内されています。制度は年度ごとに内容や受付期間が変わるので、利用を考えている方は、必ずあきる野市の最新の案内を確認してください。

災害への備え:土砂災害と浸水を確認する

あきる野市は、2024年9月に改定した土砂災害・水害のハザードマップを公開しています。洪水は多摩川・秋川・平井川が対象で、市内を7つの地域に分けて載せています。

東京都の公表では、2026年8月26日現在、市内に土砂災害警戒区域が830区域、そのうち土砂災害特別警戒区域が789区域指定されています。山間部や丘陵の斜面の近くでは、特に確認しておきたい情報です。市の資料によると、2019年の東日本台風では、川の氾濫や土砂崩れ、床上・床下浸水などの被害が出て、市に災害救助法が適用されました。

家を買う・借りる前には、山や丘陵の斜面の近くなら土砂災害の想定を、秋川・平井川の近くなら浸水の想定を、それぞれ必ず確かめておきましょう。

あきる野市で住まいを探すときの確認の順番

  1. 暮らし方を決める:駅に近い台地の住宅地か、自然の近い山間部かを考えます。
  2. 交通を確かめる:駅までの距離、電車の本数、車が必要かを確認します。
  3. 相場を知る:土地と戸建の取引価格の目安を確認します。
  4. ハザードマップを確認する:土砂災害と、洪水を見ます。
  5. 支援制度を確認する:移住相談や耐震の助成などを確認します。

購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。

まとめ

あきる野市は、秋川渓谷などの自然が身近で、戸建の家を手の届きやすい価格で探しやすい市です。移住の相談の仕組みも整っています。一方で、山や川の近くでは土砂災害や浸水への備えが欠かせません。暮らし方や交通、相場、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う場所が見えてきます。

HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、東京都を含む一都三県で住まいの購入・売却のご相談を承っています。あきる野市での住まいのことも、ご相談は無料です。

あきる野市で家やマンションの売却を考えている方は、あきる野市で家を売る前に確認したいことで、地区ごとの相場や制度、相談先をまとめています。

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この記事を書いた人

株式会社HALENAMIが運営する不動産メディア「HALENAMI MEDIA」の編集チームです。不動産売買の実務と、公的機関が公表する一次情報をもとに、住まいの判断に役立つ情報を届けています。
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