国立市の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまで

国立市の住みやすさ|人口・交通・学校・支援制度・災害の備えまでに関連する住まいのイメージ

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国立、矢川、谷保、大学通り。東京都国立市は、一橋大学を中心にした街づくりの歴史を持つ、文教のまちです。国立駅から南へまっすぐ延びる大学通りには桜と銀杏が並び「新東京百景」に選ばれています。南部にはハケと湧き水、田園の風景が広がり、谷保天満宮などの歴史ある場所もあります。

この記事では、国立市・東京都の公式情報と国の公開データをもとに、人口や地形、交通、暮らしの施設、市の住まいの支援制度、災害への備えを整理しました。国立市で家を買う・借りる・売ることを考えている方が、確かめておきたい点を順番にまとめています。

この記事でわかること

  • 国立市の人口・面積など、基本のデータ
  • 北部の段丘と南部のハケ・湧き水・田園
  • JR中央線・南武線の市内3駅
  • 学校・保育・医療など、暮らしの施設の数
  • 不動産の取引価格の目安
  • 国立市の住まいの支援制度と、ハザードマップ
目次

国立市の基本データ

国立市の面積は8.15平方キロメートルで、東は府中市、西は立川市、北は国分寺市、南は多摩川をはさんで日野市に接しています。1926年に国立駅が開業し、1927年に東京商科大学(いまの一橋大学)が移ってきて、街がつくられました。1951年に谷保村から国立町になり、1967年に市になっています。

市の公表によると、2026年10月1日現在の人口は77,437人、世帯数は41,209世帯です(住民基本台帳)。

段丘とハケ、文教地区の街並み

市の資料によると、国立市の地形は、北部の立川段丘から、南に向かって青柳段丘、水田地帯の3つに分かれます。南部には「ハケ」と呼ばれる段丘の崖が連なり、その下に湧き水があります。

  • 大学通りと文教地区:大学通りは幅約44メートル、長さ1.3キロメートルで、春には約160本の桜が咲きます。1952年からは、市内の約274ヘクタールが東京都の文教地区に指定されています。
  • 旧国立駅舎:1926年に建てられた駅舎は、中央線の高架化で一度解体されたあと、2020年に再築されました。
  • 南部の自然と歴史:関東三大天満宮のひとつの谷保天満宮、市内で唯一の茅葺屋根の古民家がある城山公園、「東京の名湧水57選」のママ下湧水などがあります。

市内を通る鉄道と駅

市の資料によると、市内の駅は次の3駅です。

  • JR中央線:国立駅
  • JR南武線:矢川駅、谷保駅

市の案内では、国立駅から新宿までは、特別快速と国分寺での乗り換えで約24分です。南部の矢川駅・谷保駅からは、JR南武線で立川方面や川崎方面に向かえます。谷保駅へは、京王線の分倍河原駅から南武線で約4分です。

学校・保育・医療など、暮らしの施設

国の公開データ(国土交通省「不動産情報ライブラリ」の国土数値情報)を集計すると、国立市には次のような施設があります。

  • 市立小学校 8校、市立中学校 3校
  • 保育所などの施設 20か所、幼稚園 9か所、幼保連携型認定こども園 1か所
  • 病院 2か所、診療所 88か所、歯科診療所 74か所
  • 市立図書館 2館

データの時点は項目ごとに異なり、最新の状況とは違う場合があります。どの小学校・中学校に通うかは住所ごとに市が定めているので、国立市の公式情報で通学区域を確認してください。

不動産の取引価格の目安

国土交通省が公表した成約価格・取引価格(2025年4月〜2026年3月の取引)を集計すると、国立市の中央値は、中古マンションが4,450万円(専有面積の中央値65㎡)、土地が4,750万円(土地面積の中央値122.5㎡)、土地と建物(戸建など)が6,300万円でした。

家族向けの目安として50㎡以上の中古マンションに限ると、中央値は4,600万円です。市の規模が小さく取引件数が少ないため、数件の取引で中央値が動きやすい点に注意してください。中央値は「真ん中の取引」で、個々の物件の価格を示すものではありません。地区ごとの取引や広さ別の価格、学校名の一覧は、国立市の不動産取引価格・相場のページにまとめています。

住まいに関わる国立市の支援制度

住まいに関わる市の主な制度は次のとおりです。

  • 木造住宅の耐震診断・耐震改修の助成:1981年(昭和56年)5月31日以前に着工した住宅や、2000年5月までの2階建て以下の在来軸組工法の住宅が対象です。耐震診断は費用の2分の1(上限5万円)、耐震改修は費用の3分の1(上限80万円)を助成し、太陽光発電を想定した設計にすると最大36万円が加わります。
  • 窓の断熱改修などの補助:窓の断熱改修は費用の20%(上限8万円)、屋根の遮熱塗装は20%(上限4万円)を補助します。受付は2027年3月31日までの先着順ですが、10月5日時点で予算の残りがわずかとされています。
  • 太陽光発電などの補助:既存住宅への太陽光は1キロワットあたり2万円(上限10万円)、エネファームは4万円です。10月9日時点で予算の残りは約70万円で、残りの範囲でだけ受け付けています。

制度は年度ごとに内容や受付期間が変わるので、利用を考えている方は、必ず国立市の最新の案内を確認してください。

災害への備え:多摩川の浸水とハザードマップ

国立市は、多摩川の洪水ハザードマップ、1時間153ミリの大雨を想定した内水ハザードマップ(2025年12月更新)、土砂災害ハザードマップを公開しています。南部の多摩川沿いの低い土地では、洪水の想定を必ず確かめておきたい地域です。

東京都の公表では、2026年8月26日現在、市内に土砂災害警戒区域が11区域、そのうち土砂災害特別警戒区域が10区域指定されています。

家を買う・借りる前には、南部の多摩川沿いや水田に近い低い土地なら浸水の想定、ハケの斜面の近くなら土砂災害の想定を、それぞれ確かめておきましょう。

国立市で住まいを探すときの確認の順番

  1. 使いたい駅を決める:中央線の国立駅か、南武線の矢川駅・谷保駅か、通勤・通学先に合う駅をしぼります。
  2. 北部か南部かを確かめる:文教地区の街並みか、ハケや田園のある南部か、まわりの環境を確認します。
  3. 相場を知る:種類や広さごとの取引価格の目安を確認します。
  4. ハザードマップを確認する:多摩川の洪水・内水と、土砂災害を見ます。
  5. 学区と支援制度を確認する:通学区域と、市の耐震などの制度も確認します。

購入にかかる費用や住宅ローンの返済額は、諸費用・ローン・売却手取りの計算ツールでも目安を出せます。

まとめ

国立市は、大学通りの桜並木と文教地区の落ち着いた街並み、南部のハケと湧き水の自然がそろう、コンパクトな市です。中央線で都心にも出やすい一方で、南部の多摩川沿いでは浸水への備えが必要です。駅や北部・南部の違い、相場、ハザードマップを順番に確かめていくことで、自分に合う場所が見えてきます。

HALENAMI MEDIAを運営する株式会社HALENAMIは、東京都を含む一都三県で住まいの購入・売却のご相談を承っています。国立市での住まいのことも、ご相談は無料です。

国立市で家やマンションの売却を考えている方は、国立市で家を売る前に確認したいことで、地区ごとの相場や制度、相談先をまとめています。

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この記事を書いた人

株式会社HALENAMIが運営する不動産メディア「HALENAMI MEDIA」の編集チームです。不動産売買の実務と、公的機関が公表する一次情報をもとに、住まいの判断に役立つ情報を届けています。
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